「草刈り、もう疲れた…」
「でも、除草剤は使いたくないな…」
そんな風に感じていませんか?草刈り作業は時間も体力も使いますし、化学薬品に頼る方法に抵抗がある人もいるかもしれません。
実は、草を「刈る」のではなく、「生えにくくする」ことで、雑草の問題を根本から解決する方法があります。今回は、環境にも人にも優しい、サステナブルな雑草対策のアイデアをご紹介します。
1. 物理的に雑草をブロック!頼れる防草シートと砂利
最も手軽で効果的なのが、物理的に雑草が生えるのを防ぐ方法です。耐久性によって価格が大きく変わるので、目的や予算に合わせて選びましょう。
防草シート
光を通さない特殊なシートで地面を覆うことで、雑草が光合成できなくなり、成長を抑制します。
• 耐久年数2~5年: 主にポリエステル製の不織布やポリプロピレン製の織物タイプがあり、1平米あたり100円~300円程度。短期間の対策や、砂利の下に敷く場合に適しています。
• 耐久年数10年~15年: 高密度な不織布タイプが多く、1平米あたり400円~800円程度。長期的に雑草対策をしたい場所や、強い雑草が生えやすい場所に最適です。
参考商品例:
• デュポン ザバーン(高耐久タイプ)
• イキテクス 超高耐久防草シート(高耐久タイプ)
• セフティー3 高密度防草シート 匠

砂利
防草シートの上に砂利を敷くことで、見た目が良くなるだけでなく、さらに雑草が生えにくくなります。
• 1平米あたりの価格: DIYの場合、厚さ3~5cmで敷くとして、砂利代だけで1平米あたり1,000円~2,000円程度が目安です。
• メリット: 雑草を抑える効果に加え、歩くと音が鳴る「防犯砂利」などもあり、防犯対策にもなります。

2. 自然の力を利用する!グランドカバープランツ
「砂利だけだと味気ないな…」と感じる人におすすめなのが、グランドカバープランツです。これは、地面を覆うように広がる植物のことで、雑草が生えるスペースを奪ってくれます。
• タイム: ハーブの一種で、香りが良く、踏まれても丈夫です。
• リシマキア: 黄色い小さな花がかわいらしく、生命力が強いので初心者でも育てやすいです。

メリット:
• 雑草を抑えるだけでなく、美しい景観を作れる
• 虫や鳥が集まり、生態系が豊かになる
3. 刈った草を再利用するエコな方法
草刈りで出た草は、ただゴミとして捨てるだけではありません。庭の土壌を豊かにするための貴重な資源として再利用できます。
• マルチング材として: 刈った草をそのまま土の上に敷き詰める「マルチング」は、土の乾燥を防ぎ、雑草の成長を抑える効果があります。
• 堆肥(コンポスト)として: 刈った草を落ち葉などと混ぜて堆肥化すれば、栄養豊富な土に生まれ変わります。庭の植物に再利用でき、ゴミも減らせて一石二鳥です。
まとめ:もっと楽しく、賢く雑草対策を
草刈りの手間を減らしたい、環境に配慮したい、そんな思いに応える雑草対策をご紹介しました。
防草シートや砂利、グランドカバープランツを組み合わせることで、草刈りの頻度を劇的に減らすことができます。そして、刈った草を再利用すれば、庭がさらに豊かになります。
これらの方法を上手に活用して、無理なく、そして楽しく、庭や畑づくりを進めてみませんか?


